着席時のマナー
男女共通の座り方
背もたれに関して
面接では背もられからこぶしひとつ分くらいの位置で背筋を伸ばして座るようにしましょう。ただ「こぶしひとつ分」というのは目安でしかないので、椅子の大きさなどに合わせて座る位置を調節してください。奥にお尻を置いてしまうと、前傾姿勢になってしまう可能性が高いです。また、リラックスした雰囲気も出てしまうので、奥に腰をかけることは避けてください。奥まで座ることもNGですが、浅すぎる位置も避けましょう。いい姿勢を作りづらい可能性が高いからです。
こぶしひとつ分
顎を引く
顔の位置として注意すべきことは、顎をあげないことでしょう。顎を上げると、面接官を見下しているような姿勢になってしまいます。もちろんこれでは、相手に悪い印象を与えてしまうでしょう。次に重要になるポイントは、背筋です。面接の時は、必ず背筋を伸ばしましょう。曲がっている状態では、「やる気がない」と思われる可能性が高いです。前かがみでも、後ろにのけぞっている状態でも、どちらもだらしなく見えてしまうでしょう。
男性の座り方
顎を引いてまっすぐ前を向く
足は肩幅くらいに開く
足の開き方は肩幅ぐらいがいいとされています。膝頭をつけることなく、肩幅程度に足を開いて座りましょう。肩幅以上に開いてしまうと、少し偉そうな態度になってしまうかもしれません。一方で足をぴたりと閉じてしまうと、真面目すぎる印象があります。それはそれでいいことかもしれませんが、人によっては堅苦しい印象を与えてしまうでしょう。基本的には足を少し開いて座ってください。
膝とつま先は前向きに
膝は90°を意識しましょう。足を前に投げ出したり、内側にしまい込む形になると不恰好に見えます。集中していたり緊張していると、自然と自分の癖が出てしまうと思うので、そういう時こそ意識的に足の向きを調整してください。座り方のマナーは全ての体の部位をまっすぐ維持することです。
膝や腰を90°で維持
手は足の上に
手は軽く握って足の上に据えましょう。腕組みや足の間で両手を握るなどは偉そうな態度になってしまうためNGです。右手は右太ももに、左手は左太ももの上におきましょう。膝の上においてしまうと、前傾姿勢になってしまい姿勢が悪く見えてしまうかもしれません。太ももであれば、すっと背筋が伸び、美しい姿勢をキープできます。またその際、手は開かないようにしましょう。軽く握りこぶしを作ると自然に見えます。また、脇をぐっとしめるとよりよい姿勢に見えます。
女性の座り方
手は軽く握る
太ももの上に置く
足、膝、踵を一直線に
膝やかかとを揃えて座ることを意識しましょう。膝を広げたり、足を組むような姿勢をすると、印象が悪くなってしまうかもしれません。また就活生の中には、足全体を斜めに流す座っている人もいるかもしれません。しかしこの姿勢は、避けるようにしましょう。かかとを浮かせることなく、つま先をきちんと揃えると、マナーを守られているキレイな姿勢になります。
手は足の上で重ねる
面接中は両手を太ももの上で重ね、指を伸ばしておきましょう。手の重ね方の注意点としては、左手が上に右手が下になるようにしてください。指を組むことや、指先がバラバラの状態も避けましょう。また、指先を揃えると美しく見えます。こうした手の置き方によって、気品のある雰囲気を演出することができます。ちなみに、座っている時だけではなく立っている状態でも、体の前で手を重ねておくとエレガントさを演出できます。もちろん、横に下ろしても構いません。